BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

【ファンタジーS回顧】ファンタジーSの見分けかた

【ファンタジーS】(京都)〜ラインクラフト圧勝でデビュー2連勝

京都11Rのファンタジーステークス(芝1400m・G3)は2番人気のラインクラフト福永祐一騎手)が直線半ばで抜け出すと、そのまま後続に4馬身の差をつけて押し切り、デビュー3連勝での重賞勝利を飾った。勝ちタイムは1分21秒6。

素晴らしい末脚でラインクラフトの圧勝。この馬は来年まで通用する。というのもファンタジーS好走馬はラスト3ハロンのラップの刻み方で今後G1で通用するかしないかがわかるからだ。今年のファンタジーSのラスト3ハロン11.7-11.4-11.3。このようにゴールに近づくににしたがって速くなる、しかも2回以上11秒台の入るラップを刻めた馬だけが春まで活躍できるのである。並べてみるとこれは一目瞭然で

96年11.5-11.6-11.9シーズプリンセス

97年11.5-11.4-11.4ロンドンブリッジ

98年12.3-11.7-11.8プリモディ-ネ

99年11.9-11.3-12.2テネシ-ガール

00年11.7-11.8-12.0タシロスプリング

01年12.3-12.2-12.1キタサンヒボタン

02年11.9-12.1-11.5ピースオブワールド

03年11.6-11.8-11.7スイープトウショウ

04年11.7-11.4-11.3ラインクラフト

プリモディーネはラスト1ハロンのほうが遅いがこの馬は追い込み馬だったので例外。それ以外は見事なものである。というかもっと簡単にラストが11秒台だったらG1級といってもいいくらいだ。これは本来直線平坦で3コーナーが高いため、スプリントに近い流れとなる京都1400で最後まで加速し続けられた馬はただのスピード馬でなく最後まで末脚を持続することが出来る強い馬だということを示しているのだろう。ちなみにラインクラフト新馬戦(京都1400)でもこのようなラップを刻んでいた。スイープトウショウも同様である。以上のことからラインクラフトは今後G1で◎を打ち続けてもいい馬になる可能性が高い。2着以下は力の差を感じるがモンローブロンドはもっと脚を溜めればもう少し追いつけたか。本番が待機策なら。3着リヴァプールも距離が伸びれば多少上積みありか。ライプラスはもっと早く動けば多少は・・・といったところ。