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競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

セントライト記念回顧

【セントライト記念】(中山)〜勇躍菊の舞台へ、コスモバルク完勝

中山11Rのセントライト記念(3歳GII・芝2200m)は、1番人気コスモバルク五十嵐冬樹騎手)が圧倒的人気に応えて完勝。勝ちタイム2分10秒1はレコードタイム

強かった。秋の開幕2週目とはいえ従来の中山のレコードを2秒近く縮め、ダンツシアトルの日本レコードをも塗り替えた。しかも逃げてである。規格外の強さを持っていることは確かだ。しかし菊花賞トライアルとしてレース内容を考えると、とてもじゃないが菊を勝てる内容ではない。なんとラップは12.2 - 11.2 - 11.6 - 11.9 - 11.9 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 11.5 - 12.0 。半分以上が11秒台、それ以外も最初の1ハロン以外は12秒ピッタリである。菊花賞を勝つ逃げ馬というのはレースラップに13秒台をいかに挟めるかにかかっている。逃げて勝ったセイウンスカイは13.3-11.5-11.7-11.7-11.4-12.1-13.1-13.5-12.7-12.9-12.3-11.9-11.6-11.5-12.0と13秒台が3回しかもそのうち2回はレース中盤という理想的なラップを刻んでいる。果たしてコスモバルクにこのような競馬ができるか。とてもじゃないが出来るとは思えない。それは騎手の差とかそういうレベルでなく、コスモバルクの持つ特性というに近いもので修正できるものではないだろう。応援したいのはやまやまだが本番で買う気は全く起きないトライアルだった。

2着馬はよく突っ込んできたが凄みは感じない。あれだけ厳しいレースをしたバルクを交わせなかったわけで、こちらもあまり買う気は起きなかった。本番で気になるとしたらエスユーグランド。ヨシトミの無駄に下げて前が詰まるという不可解な騎乗で5着に破れはしたが、その分次に期待が持てそうなレース内容。ただこの馬ミスプロだからね・・・。ダービーに続いて菊花賞までミスプロに勝たれるのはちょっと勘弁してもらいたい。