BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

札幌記念回顧

ファイン完全復活〜札幌記念(スポニチアネックス)

悩める女傑がついに完全復活を果たした。夏の大一番「札幌記念」が22日、札幌競馬場で行われ、1番人気に支持されたファインモーションが最後方待機から直線豪快に差し切って優勝。昨年暮れの阪神牝馬S以来の白星を挙げた。武豊騎手は「本当にうれしい」とガッツポーズ。秋のG1戦線が、これでさらに楽しみになってきた。

武豊の得意技後方待機からの直線勝負が派手に決まり、ファインモーション札幌記念を制した。ローエングリンが淡々としたペースで逃げる中、道中は最後方でじっくりと待機。3角で先行馬が動き出し、流れが速くなったさらに外から一気にまくって直線で綺麗に差しきった。武豊の独壇場であった。ただこれで秋に向けて順風満帆といえないのが、この馬の辛いところ。所詮滞在競馬で札幌の洋芝という走る条件がそろった中で好走。古馬王道路線は遠征がある。予定通りエリザベス女王杯に行くとなると、アドマイヤグルーヴ武豊がかちあってしまう。マイルCSで最後方大外強襲は心もとない。さてどうするのであろうか。

2着バランスオブゲームは予想通りここはピッタリ。次は鉄砲で天皇賞らしいが、根幹距離は厳しいだろうし、相手も強いのでせいぜい4着か5着だろう。3着ローエングリンは3歳時の凄みがすっかりなくなってしまった。1000m59.9秒ともう少し速いタイムで逃げても良かった気がするが、今の状態ではこれが精一杯なのかも。素質はG1級ながら、陣営がマイル路線にこだわったことや例の暴走などですっかり中途半端な馬になってしまった。