BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

函館2歳S回顧

アンブロワーズ桜に名乗り〜函館2歳S(スポニチアネックス)

JRA最初の2歳重賞「第36回函館2歳S」が8日、函館競馬場で行われ、アンブロワーズが2番手から抜け出して重賞初制覇。来春の桜花賞に名乗りを上げた。騎乗したD・ホワイト騎手(32)はJRA重賞4度目の騎乗で待望の初勝利。

荒れた内を避けて、ほぼ全馬が外に向かって殺到した函館2歳S。勝ったのは馬場の真ん中を好位から突き抜けたアンブロワーズだった。だが鞍上のホワイト騎手は過怠金10万円を課されている。パトロールフィルムを見ると、外にヨレていても、ひたすら右鞭を入れて立て直すそぶりのない様子で降着にならなかったのが不思議なくらいといえよう。あまり後味の良いものではなかった。今後は桜花賞を目標に阪神JFにはぶっつけで挑む予定とのこと。新種牡馬フレンチデピュティ内国産として早くも重賞馬を出した。

2着馬ディープサマーはモロに不利を受けてしまった。これがなければもっと際どかったであろう。ただ時計のかかる洋芝はぴったりそうなので、時計の早い野芝のレースでどういう競馬をするかが見てみたい。イメージはメイショウボーラーで良いのだろう。カシマフラワーはヘクター産駒だけあって2歳のうちは今後もこれくらいやれそう。

期待のスキップジャックは今の馬場で3コーナーから外をまくって勝てるわけがない。全馬が外に殺到しているのだから内を突いても良かったのではないか。というかいくら燃えやすい気性だからといってステイヤー体型のこの馬を函館1200で使い続けた陣営の気が知れない。燃えやすいならゆったりいける距離で競馬を覚えさせるべきだと思うのだが。これはグランプリペガサスも同様。今後は短距離を使わないといってるらしいが、本当に期待しているサンデー産駒なら最初から函館2歳Sを使うなと。そのへんがリーディング上位厩舎との違いなのだろう。これ以上陣営に潰されなければ良いのだが。

馬券は大外れ。まだ海のものとも山のものともわからない2歳戦で本命馬券を買ったのは反省材料。それと外差しといってもここまで荒れると外枠、差し馬には有利にならないことをもう一度頭に叩き込んでおきたい。