BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

セレクトセール二日目&総括

さすがに今日は生でセリを追うのは無理だったが、セール結果とフサイチネットの上場馬写真を見ながら思うことをつらつら述べてみる。まずセール全体の活況に驚かされた。今年は上場頭数308頭で売却率が76%、売り上げ総額はなんと76.8億円。これはサンデー産駒が上場される最後の年となった去年の70.7億円を大きく上回る。確かに去年よりも30頭ほど上場頭数は多かったが、平均価格も多少今年より低いだけであり、極めて活況を呈したといっていい。また超高額馬だけでなく、その下の価格帯の馬もかなり売れていた。サンデー産駒がいない中でこれだけの成功を収められたということは、名実ともにセレクトセールが日本に根付いた最高のセールであるということを裏付けたといっていいだろう。さて細かいことは合田氏など専門家のコラムが上がるのを待つとして、あとは気になる馬達を個別に見ていきたいと思う。

シアトルサンセットの04(Gone West

売却価格:28000万円 落札者:関口房朗

・このオッサンいくら金使えば気が済むんだと苦笑いしたくなるが、2日目も元気だった。さてこの馬母系はしっかりしていて、写真の雰囲気も悪くないが素人目に3億の馬にはとても見えない。セリを見てないので、どのような様子だったのかわからないが、Gone West産駒だったら海外でいくらでも良い馬がいそうで、ちょっとこの金額は不思議。ここまで競りあがるほど良い馬だったのだろうか?

サトルチェンジの04(ダンスインザダーク

売却価格:20000万円 落札者:ビッグレッドファーム

・てっきり西川氏かと思ったら、落札したのは岡田氏だった。確かにサトルチェンジは良い繁殖であるし、ダンスも実績はある。写真も素人目にもバランスが良い。ただ2億出すほどの馬かというと?である。岡田氏は超高額馬では結果を出したことがないのも気にかかる。昨日も述べたがダンス産駒は少し過剰人気しすぎていないだろうか。サンデー産駒がいないレースも結構取りこぼしてるわけだし、そこまで全面的な信頼を置くのはいかがなものかと考える。特に種牡馬価値まで考えたときにダンス産駒への期待はどう見ても異常としか思えないのだが。。。

サワヤカプリンセスの04(アグネスタキオン

売却価格:10000万円 落札者:島川隆哉

・ポストサンデーはどの馬もなりえない。サンデーのような異能の種牡馬はでないと見たほうがいい。これからは群雄割拠の時代が続くであろう。中でもまだ産駒が走ってなく、現役時代サイレンススズカに次ぐパフォーマンスをみせたタキオンにはかなりの期待がかかる。よってタキオン産駒に高値がつくのは当然といっていい。さらにサワヤカプリンセスはデュランダルを出し、サンデーとは好相性だった。1億円もするのも当然かもしれない。ただ短距離馬か出していないのが大変気にかかる。果たしてカテゴリーが短距離と見られる中で1億円の価値を生み出せるか。馬運がない島川氏だけにちょっと不安だ。

ビバノンノの04(アドマイヤベガ

売却価格:3900万円 落札者:近藤英子

・写真が結構気になった一頭。アドマイヤベガ産駒はそこそこやれるだろうし、これはお買い得そうだ。覚えておきたい一頭。

ロイヤルサクセサーの04(マンハッタンカフェ

売却価格:6700万円 落札者:関口房朗

・これまたフサロー。すらっとした馬体が目を惹いた一頭。マンハッタンカフェステイヤー気質が嫌われて、大人気というわけではなかったがサンデーらしさを持った馬だった。アドマイヤベガと同じイメージ。ベガがそこそこ頑張れれば期待が高まる。

全体として今年の超高額馬には違和感を覚えた結果となってしまった。馬自体は良いと思うのだが何せサンデー産駒ではない。今まではサンデー産駒のどれかはクラシックを獲れるということがわかりきっていたわけで、釣りあがっても不思議はなかったが、いなくなった今、当歳馬を買うことのリスクはかなり大きくなっている。そのような中で予算は∞で挑んでどこまで結果を残せるか。どちらかというと今年は金子氏あたりの買い方に共感を覚えてしまう。まあフサローは管理人のよな一般ピーポーとは違う常識で動いてるのだろうし、それはそれで面白いから応援はするw