BrainSquall

競馬ニュースを中心に、レース回顧、POG、一口についてのタワゴト。他にフロンターレとかアニメとか・・・でした。

セレクトセール初日感想

サンデーサイレンス産駒のいない初のセールとなった今年のセレクトセール。事前の予想に反して、高額馬の値段は釣りあがった。エアグルーヴの04を含め、1億円超えは5頭。その他にもそこそこ値段のついた馬はいた。ただ意外に安く収まる馬も多く、前評判からはなかなか推測できない売れかたとなった。中でもジャングルポケット産駒が高値での落札が多さ、ブライアンズタイム産駒の不調などはかなり意外な印象を受けた。気になる馬を個別に見てみたい。

エアグルーヴの04(ダンスインザダーク

売却価格:49000万円 落札者:関口房朗

・4億9000万円。もうネタとしか思えない価格の上がり方。ただそこは落札したのがフサローなわけで、細かい金勘定はどうでもよく、セールの目玉のエアグルーヴの仔を手に入れられるとなれば良いのだろう。良いのだろうがペイできるかどうか考えてしまうのが一般ピーポーの管理人。やはりあまりにリスキーな買い物と感じてしまう。いくらサンデーがいないといっても、ダンスインザダークがそれを埋める活躍が出来るかどうかは未知数。ここまでダンス産駒のG1勝ちは2頭。おまけに5億も稼いでいる馬はツルマルボーイしかいない。しかも母エアグルーヴがベガのようにどんな種牡馬でも良い仔を出せるかはまだまだわからないのだ。また現実的な問題としてペイするには種牡馬入りが前提。しかしサンデー、トニービンノーザンテーストと血を持っていることから、G1二つ三つで日本でどこまで高額なシンジケートが組めるかは微妙なところ。これはもうフサローの獲っていない英ダービーを狙いに行くしかないのではないだろうか。

スターバレリーナの04(ダンスインザダーク

売却価格:17100万円 落札者:島川隆哉

・これも高すぎる。ダンスの仔に17000万円はリスクが高すぎ。おまけにエアグルと違って、スターバレリーナは上が重賞二つ勝ってるとはいえ、クラシックで活躍馬を出してるわけがない。相変わらず島川氏は不思議な金の使い方をしているとしかいえない。結局ダンシングキイの02もクラシックには間に合わないという情報も出ているし、この馬にもあまり大きな期待をかけるのは禁物か。

フェアディールの04(アグネスタキオン

売却価格:10300万円 落札者:野田みづき

・これは未知数のタキオン産駒、また馬体も非常に見栄えのすることから妥当といえば妥当な金額で競り落とされている。個人的には15000万くらいいってもオカシクないとは思っていた。フサイチネットの写真を見ても、非常にバランスがよく、人気もあった。2年後まで注目したい。

イブキニュースターの04(アフリート)

売却価格:1850万円 落札者:ビッグレッドファーム

・一気に安くなったがこの馬は激しくお買い得だと思う。兄はPOGでも人気で先週新馬で2着。繁殖入りしてからも楽しめそうな血統で、さすがマイネルといったところであろうか。

ライラックレーンの04(Crafty Prospector

売却価格:4500万円 落札者:金子真人

・これまたお買い得だった。白老ファームの一番馬といわれていた持込産駒。個人的にサンデー亡き後は、やはり○外と持込が今まで以上に幅を利かすと踏んでいるので、この馬には注目していた。金子氏は吉田勝己氏と懇意なだけあって、物凄く高いところではなく、その下あたりの価格帯でよい馬を引いている印象(ピタゴラスなんてのもいたが)。この馬もそのような一頭になりそうだ。